いえごと

仕事をしながら育児・家事に追われるパパのブログ

情緒支援学級のキャパと支援の質

   

日の差し込む教室

ウチの娘が小学校に入学する際に新設していただいた、特別支援学級の情緒級ですが、来年度は支援を必要とする子供たちが8名となる見込みです。

情緒の支援級の先生は現在1名。それも発達障害専門の先生ではなく、専門の心理の先生は只今産休中です。

娘が入学する際には、県か市の教育委員会より、「支援を必要とする児童2人につき、専門の先生が1人つきます」と説明を受けて、安心していたのですが・・・。

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専門の先生不在。そして増え続ける児童

もともと情緒の支援学級がなかった学校に入学する娘の希望として、情緒の支援級を新設していただきました。

もしかしたら既に新設は決まっていたのかもしれませんが、結果的に娘の入学に併せて情緒級もスタートした形になりました。

それまでは通常のクラスに入っていた上級生も、新設されたことで情緒級に入れることになり、親御さんからなぜか感謝されたのを覚えています。

一年生の頃は、娘と上級生2人の3人でしたが、一年生ということで、専門の先生をほぼ独占していました。

二年生になると、その上級生は卒業し、新たにひとつ上の子が入りましたが、先生は常に娘の傍らで気にかけてくれていました。

毎日、その日の様子を連絡ノートに記載していただき、親と先生の連携もうまくいっていたと思います。

事情が変わってきたのは今年度に入ってから。情緒専門の先生が出産のため産休に入りました。それに加え、学区外からも情緒の支援級を求めて、家族全員引っ越しまでして入学してくるご家族もいました。

そしてついに来年度は8名の情緒級となるようです。今年度を一人で見てくれた先生も、すでに定年を迎えられていて、来年度も残っていただける保証はありません。

器だけ作っておしまい?

学区外(中には県外)から支援を求めて入学してくる子供がいるということは、受け入れられる学校が本当に少ないのだと思います。

娘が通う学校には受け入れられる器があります。でも、来年度は専門の先生もどうなるかわかりません。

教育委員会の説明とは大きくかけ離れたこの実態に、発達障害を持つ子の親として、この先どうなるのか、心配は尽きません。

幸いにして、ウチの娘は学校に毎日通ううえで大切な期間(低学年の頃)を、支援専門の先生とほぼマンツーマンで過ごすことができました。

おかげで毎日学校に通い、支援の成果も徐々に見え始めています。

ですが、これから入学される子供たちは、娘と同じ「支援の質」を得られるかどうかもわかりません。

せっかく情緒の支援を求めて、中には藁にもすがる思いで入学を決めたご家族の期待に、こたえられるような支援ができるとは、到底思えないのです。

数少ない「器」があるのなら、それを求めている児童に、適切な支援ができるだけの中身(情緒の先生)も充実させて欲しいと感じています。なかなか難しい問題だとは思いますが・・・。

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