いえごと

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早期療育のススメ。発達障害にいち早く気付けるのは両親

      2017/02/02

木漏れ日

未だに自分自身の判断が正解だったのかはわかりませんが、今年で娘の療育(SST)も修了しました。未就学児童のうちに、ホントに些細な健常児との違いに気付き、専門機関に相談し、適切な療育を受けてきた結果・・・と信じたいです。

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発達障害児は増えてきている?

様々な発達障害と診断される子供の数は、年々増加しているそうですが、その理由は、近年、研究が進み、検診で判明するケースが増えてきているからです。

私たちが子供の頃にも、あきらかに障害を持っているとわかるお子さん以外にも、少し他の子と違うお子さんがいたと思います。

落ち着きがなかったり、気難しかったり。過去に、現在と同じくらい研究が進んでいたとしたら、何らかの発達障害と診断されたかもしれないケースもあるのではないでしょうか。

昔は「内気な子」「落ち着きがない子」「神経質な子」と一言で片付けられてしまっていた発達障害も、現代ではだいぶ認知もすすんできた感があります。今も昔も、一定数以上は発達障害の子はいるのです。

療育は早ければ早いほど良い?

一般的に、療育を始めるのは、早ければ早いほど良いと言われています。私の娘は保育園に入園する前の段階で気付き、市の○才児検診のときに相談してみました。

市から専門の心理の先生を紹介していただき、月一のペースで療育に通うことになりました。

小学校入学前の秋ごろ、特別支援学級が必要か否か、を市の教育委員会と相談し、最終的には娘の希望を尊重して、情緒の支援級を選びました。

それまでは、入学する小学校には情緒の支援級はありませんでしたが、娘の入学に合わせて新設していただきました。

私たちの「気付き」が早かったのか遅かったのか、今となってはわかりません。しかし、通っていたSST(Social Skills Training)は、主治医の先生の判断で修了となりました。

まだまだ友達と関わることに二の足を踏むことが多い娘ですが、最低限、困らないだけのコミュニケーション能力は身についた・・・という判断でした。

もしかしたら、療育やSSTなんてしなくても、学校で他の子たちと関わっていくにつれて、症状は和らいでいったかもしれません。ですが、それは選ばなかった選択肢。どちらが良かったのかなんて、今はわからないのです。

ただ一つ言えることは、私の娘の場合は、SSTを修了できて、一歩前に進めたという結果だけです。私はこの判断で良かったと思っています。

誰がいつ気付いてあげられるのか?

市町村でおこなっている○才児検診などで、子供の成長が正常なのかは、ある程度わかります。ですが、広汎性発達障害のような、一見すると健常児としか見えない、わかりにくい場合も多々あります。

家庭での様子もヒアリングするでしょうが、結局は親というフィルターを通して、先生に伝わることになります。

特に初めての第一子の場合は、その子が障害を持っているのかいないのか?なんて分かるはずもありません。

ではどうすれば早期に気付いてあげられるのでしょうか? 同じくらいの子を持つ親たちのコミュニティに積極的に入っていくのも良いですし、児童館やデパートの子供広場のような場所で、ご自分の子と他の子を、よく観察してみるのもいいでしょう。

うちの娘の場合、保育園入園前は、よく児童館に連れていきました。そこには同じ歳くらいの子供と親がたくさん集まっていました。ある時、娘の遊び方と、他の子の遊び方に決定的な違いがあることに気付きました。

他の子はおもちゃで夢中に遊んでいて、時にはおもちゃを奪い合ったりしつつも、数人で同じおもちゃで遊んでいました。

娘はそのおもちゃに興味を示しつつも、輪には入らず、遠目からしばらく眺め、そして違うおもちゃで一人で遊びはじめました。

しばらくすると、娘が遊んでいたおもちゃに興味を持った子たちが、娘の近くに寄ってきて、その場で一緒に遊び始めました。ようやく一緒に遊べるのかな?と眺めていると、娘はその場から離れ、私のほうに逃げてきてしまいました。

「一緒に遊べばいいじゃない?」そう娘に言いましたが、うっすらと目に涙を浮かべ、私の足に抱きついたままずっと私の顔を見つめていました。

そのときは人見知りか恥かしがりかと思っていたのですが、結局、児童館に行ったときは、他の子と遊ぶことは殆どありませんでした。

早く気付いてあげられるのは両親

私は児童館での同世代の友達との係わり合い方で、何かが他の子と違うのでは?と気付きました。妻は日に日に強くなる娘の「こだわり」が気になっていたようです。

何をするにしても、いつもの手順と少しでも違えば、かんしゃくを起こし手に負えなくなります。

育児ってこんなにも大変なのか・・・と疲れきっていたとき、ネットで発達障害の事を知りました。発達障害の特徴を見てみると、「そうそう、これこれ!」と娘の特徴そのままでした。

子供の発達障害を誰よりも早く気付き、発見できるのは、他でもない、両親です。いつも、一番長くその子と接している両親なんですね。

まとめ

自分の子がまさか発達障害なんて! そう思う気持ちもわかります。ですが、早く気付いてあげて、早くから療育することも、大事だと思います。

少しでも気になることがあれば、早めに市や専門医に相談すべきです。その結果、健常児であればそれで安心ですし、発達障害の疑いがあれば、早期に適切な行動に移れます。

中には間違った理解から、偏見で見てくる人もいるでしょうし、祖父母なども世間体を気にして、自分の孫が発達障害と認めたくない方もいるでしょう。(ウチがそうでした)

でも、一番つらい思いをしているのは、子供本人です。少しでも早く、適切なサポートが受けられるように、一番良く見ている親が、早く気付いてあげてください。

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 - 発達障害, 育児・教育