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タダより高いものはない!?無料期間の罠

   

お金と電卓

様々なサービス、特に継続利用で会費が発生するようなサービスの場合、お試し無料期間なるものがついていたりします。「○ヶ月無料」や「初年度年会費無料」といったものです。

無料の期間は1週間~1ヶ月、長いものでは1年なんてサービスもあります。タダなんだから使ってみてもいいじゃない!そう思いますよね。今回は、私が実際に利用したサービスの「無料期間」について書いてみます。

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携帯キャリアの月額オプションサービス

先日、夫婦揃って、スマホの機種変更をしてきました。2年以上使っていて、バッテリーの持ちが極端に悪くなってきたのが理由です。あとはVoLTEに対応していない機種だったのもありますが・・・。

携帯電話やスマートフォンを購入(契約)する際、事務手数料と端末代の他に、頭金というワケのわからない料金が発生します。

通常、頭金というのは、機種代を分割で支払う際、機種代金の一部を最初に支払い、残りを分割支払いするというのが一般的ですが、携帯やスマホにおける「頭金」とは、機種代金とは別に支払うお金のことを指します。

これは店舗の儲けとなるものです。「頭金」という呼び方、なんとかして欲しいところですが。

さて、この頭金、私が行ったショップでは5,000円ほどでした。店員さんの説明だと、頭金を支払うか、指定のオプションに加入するか、どちらか選べるとのこと。指定のオプションサービスは、月額300円ほどのものを、いくつかセットにして割安にしている、○○パックと呼ばれるものです。

これを2~3セット、月額総額1,500円ほどだったと思います。そして、今なら1ヶ月間無料!とのこと。なので私はオプションのほうを選択しました。店舗によっては、数あるオプションの中から、何個・・・というように、自分で選べることもあります。

店員さんが言うには、1ヶ月間無料で、2ヶ月間の継続利用を「お願い」しています・・・とのこと。私はそれほど詳しいわけではありませんが、それでもこの「お願い」に、なんの強制力もないことは知っていました。

そもそも、端末購入時に、月額オプションへの加入は必須ではありません。というわけで、機種変翌日には、全オプションをWebサービスで解除しました。

だって、指定されたオプションの中には、購入した端末に対応していないサービスも含まれていたので・・・。全く使わない(使いたくても使えない)サービスにお金を支払うのは、さすがに無駄以外の何者でもないので。

無料期間の罠 その1:解約を忘れてしまう

さて、携帯やスマホの月額サービス、なぜ無料期間を設けているのでしょう? もちろん、時期によっては無料期間がなかったり、解除しても日割りが適用されなかったりするものもあります。

今回はキャンペーン中だったこともあり、1ヶ月間の無料期間がついていました。

携帯キャリアとしては、無料期間を設けることで、どんなサービスなのかを、気軽に知ってもらいたいという考えもあるかと思います。

人間、不要と思っていても、「無料」と聞くとついつい使ってみたくなるものです。それに、1ヶ月も猶予があるなら、すぐに解除することもないかな?と考えがちです。

全く使わないサービスであれば、1ヶ月もすればキレイさっぱり忘れてしまう人もいるでしょう。そして翌月の明細を見て気付くのです。「しまった・・・解除するの忘れてた!」と。

日割りが利かないサービスの場合は、既に課金されてしまったので、ギリギリまで利用してみるか・・・と、解除を先送りします。そしてまた忘れるのです。だって、使わないんだもの・・・。

余談

国内通話の定額サービスが始まった当初、私の両親(ガラケー)の契約を、私が代理で変更したことがあります。契約変更で今後利用できなくなるオプションサービスを、店員さんに説明してもらいましたが、あまりに多くの月額オプションに加入したまま、10年以上使っていたようでした。

両親曰く、店員に言われるまま契約して、ずっとそのまま・・・とのこと。ガラケーで電話としてしか使っていない両親に、パケット定額の契約、その他使わないオプション山盛り。月額は1万円近かったと思います。

特にご年配の方は、ワケも分からないまま言いなりで契約しているケースもありますので、ご注意ください。

Amazonプライムの1ヶ月無料

私はたまにAmazonを利用しています。無料会員でも良かったのですが、ある日、プライム会員1ヶ月間無料というキャンペーン(たぶん常時やっています)があり、特に必要でもなかった「当日配送」をお試しで利用するため、申し込みしました。

その後、特に利用する機会はなく、何ヶ月か経ったある日、クレジットカードの明細を確認すると、「プライム会員年会費」という項目を発見しました。

「やってしまった・・・」元々忘れっぽい私がいけないのですが、何のリマインドも無しに、いきなり年会費が課金されたことに、ほんのちょっぴり怒りを覚えました。

Amazonプライム会員は、クレジットカードの登録が必要なので、無料期間を過ぎると自動で勝手に年会費が支払われてしまいます。ご注意を!

ちなみに私はこれを機に、色々な特典を使ってみようとしています。←この考えも危険です。不要と感じたらすぐに解除したほうがいいでしょう。

ひかりTV 1ヶ月無料

※注意:これは4~5年前の話になります。今はどうなっているか分かりませんのでご参考程度にお願いします。

我が家は5年以上前から光回線でインターネットを利用しています。光回線を契約すると必ず?来るのが「ひかりTV」契約のお誘いです。何度かお断りもしたのですが、1ヶ月間無料なので・・・と半ば強引に契約させられました。

インターネットも普及した時代、わざわざテレビを観る機会も減っていたのですが、せっかくだからと何度かひかりTVも視聴していました。

そして1ヶ月が過ぎようとしていたある日、そろそろ解約の手続きでもしようと、コールセンターに電話をかけました。しかし受話器から流れてきたのは、「只今大変混みあっています」という自動音声・・・。

時間を空けてかけなおしても繋がる気配はありません。それでも毎日しつこく電話をかけ、ついに自動音声ではなく呼び出し音が鳴りました。「トゥルルルル・・・」5分、10分、なかなか電話が繋がりません。この機会を逃すとまた自動音声になってしまう・・・そう思い、じっと待ちました。結局30分が経過し、出かけるために泣く泣く電話を切りました。

こうした日々が1週間ほど続き、ついに無料期間を超過してしまいました。そして数日後、ついに電話が繋がり、解約の申し出をしたところ、「月額課金がされたばかりなので、もう1ヶ月いかがですか?」と言われました。

もうこの言葉でブチ切れですよ。1週間以上も電話が繋がらなかった旨を伝え、どうせ1ヵ月後にも電話が繋がらないのではないか?と捲し立てました。とりあえずすぐに解約手続きを進め、月額料金は(当然ながら)無しにしてもらいました。

解約手続きの際、「お客様の登録情報」だけは削除しないでいただきたい・・・と言ってきたので、「キレイさっぱり全て削除してください!」と強い口調で伝えました。1週間以上も時間を無駄にされて、怒りが頂点に達していました。

しかしオペレーターは頑なに登録情報の削除だけは拒みました。結局埒があかないので、向こうの要望をのみ、電話を切りました。ドッと疲れました。しばらくため息しか出ませんでした。

きっと電話が通じなかったのは、こういうやりとりが常に繰り返されているからだと思います。無料期間に釣られたわけではありませんが、こんな思いをするのなら、最初から毅然と断っておくべきでした。

無料期間の罠 その2:解約したくてもできない(面倒)

これはレアなケースかもしれませんが、解約したくてもできないケースもあります。オンライン手続きが可能なサービスであれば、自分が忘れなければいつでも解約できますが、そうでない場合、特に電話での対応が必要な場合は、注意が必要です。

また、一度サービスを利用すると、登録情報が残る場合もあります。契約解除したとしても、しばらく経つとまた勧誘の連絡が来るかもしれません。

まとめ

無料期間は、そのサービスをより知ってもらう有効な手段です。利用する側も、無料ということで気軽に利用することができます。

しかし、無料期間が過ぎると自動で契約を更新してしまうようなサービスですと、解除を忘れたことにより、意図しないお金がかかってしまう恐れがあります。

また、契約解除に手間と時間を要してしまうサービスも少なからず存在します。

無料だからと、あれもこれも・・・と手を出すと、痛い目に遭うこともあるかもしれません。無料期間中にしっかりとサービスを評価し、不要だと感じたらすぐに解除するように心がけましょう。

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