寝苦しい夜を快適に、且つ省エネで過ごす方法
寝苦しい夜が続いています。暑いからといって、エアコンを終夜運転するのは電気代もかさみますし、寝付いてから寒くて風邪をひいてしまうこともありますよね。
今回は、熱帯夜を快適に就寝する方法をご紹介します。
断熱性能皆無の家
今住んでいる家は、築40年にもなる古い家です。最近の省エネ住宅のような、断熱性能はなく、夏暑く冬寒い家です。
一部屋八畳の和室を寝室にしていますが、ふすまや障子を閉め、冷房をかけても、冷房稼働中は涼しいですが、止めた直後からジワジワと暑さが復活し、ものの5分ほどで、外気と変わらない温度になってしまいます。
冬も氷点下の日は、室内も氷点下という、過酷な住環境です。そんな家で冷暖房を使っても、効率が悪く電気代の無駄なのは目に見えています。
夏の寝苦しさに負けて、冷房を終夜運転してみたことがありますが、室温調節がうまくいかずに、風邪をひいてしまったこともありました。
頭寒足熱
そこで思いついたのが、熱を出したときなどに使う、「アイス枕」です。特に足を温める必要はありませんが、頭や首筋を冷やすことにより、驚くほど身体が冷やされる感覚があります。
まとわりつくような暑さも、これで感じなくなりました。
選ぶ際の注意点
アイス枕と一言で言っても、様々な商品があります。ひと昔前は、冷凍庫に入れて冷やすと、カチコチになってしまうものもありましたが、最近では冷やしても柔らかいままのものが主流でしょうか。
硬いと、ある程度柔らかくなるまで不快ですので、冷やしても柔らかいものを選びましょう。
寝相が悪い方は、大きめのものを選ぶと、寝返りをうっても安心です。
また、冷却ジェル(内容物)を包む外装も丈夫なものが安心です。破れても大丈夫なように、外装が二重になっているものや、カバーが付属しているものを選ぶといいでしょう。
冷やしすぎ対策
アイス枕をそのまま使用するのは、あまりお勧めできません。カバーが二重なものはいいのですが、ジェルパックのみだと触れている部分が凍傷にかかってしまいそうなほど、よく冷えます。
カバーが二重になっていても、その上から小さめのタオルなどを巻いて使用しましょう。何重に巻くかはお好みで。タオルで保温されますので、心地良い冷たさが持続しやすいです。
持続時間はせいぜい2時間
私の使用しているものは、冷凍庫から出して2時間ほど使用すると、効果がなくなってきます。商品によって違うでしょうが、それでも構造上、大差はないでしょう。
就寝から寝入るまでの寝苦しさを解消してはくれますが、朝起きるまで快適か?と言われると、そうではありません。
人間、睡眠中は身体のいろいろな機能が休止しますので、多少室温が高くても起きてしまうことは少ないでしょう。
寝苦しさを感じる、「寝入るまで」を快適にしてくれるアイテムという位置づけでしょうか。
断熱性能が優れた、最近の住宅では、冷房ではなく除湿と併用することで、快適にすごせるのではと思います。
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