いえごと

仕事をしながら育児・家事に追われるパパのブログ

挨拶ができない我が娘は周囲の理解を得られるのか?

   

ARIGATOUと書かれた立方体

「こんにちは」「ありがとう」人がコミュニケーションをとるうえで、挨拶や感謝の言葉は欠かせません。

そんな当たり前の事・・・と思うかもしれませんが、発達障害をもつ子供にとっては、これが当たり前ではないのです。

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「できる」挨拶と「できない」挨拶の違い

保育園や学校などで、朝、みんなそろって先生に挨拶したり、帰りの会で、みんなそろって「さようなら」といった挨拶はできるんです。

みんなそろって挨拶する・・・そういう決まりがある場面では、しっかり挨拶ができます。

ですが、それは先生や友達とコミュニケーションをとるための「挨拶」とは思ってないようです。あくまで決まり事だから・・・という認識なんだと思います。

当人ではないので、想像ですが。 授業参観などで見るかぎり、形式的な挨拶に見えます。

一方、それ以外の場面では、全くと言っていいほど、挨拶ができません(しません)。

朝起きて「おはよう」と話しかけても知らんぷり。 街で友達や先生に会っても頭すら下げません。「こんなとき、なんて言うんだっけ?」と問いかけると、小声で「こんにちは」とつぶやくのみ。

何かをしてもらっても「ありがとう」と口から出てくるのは稀です。

挨拶はできるようになるのか?

保育園に通っていた頃から、園の行事や学校の行事などでは、娘の様子を注意深く観察していました。まわりの友達との距離感や娘の視線の先など、彼女は周りとどのように関わっているのか?

娘は周囲の友達同士が、どうやってコミュニケーションをとっているのか、一歩引いた位置からずっと見ているようでした。

きっと、どういうタイミングで、どんな言葉を使って、どのように関わっていけばいいのか、頭では理解しているはずです。

挨拶や感謝の言葉を発する場面で、「なんて言うんだっけ?」と問えば、答えが返ってきます。

頑張って振り絞った答えに対して、「よく頑張って言えたね」と褒めることによって、最近では少しずつ「ありがとう」と言えるようになってきました。

街で友達と会ったときも、なにやらソワソワとタイミングを見計らいながら、小さく手を振ることもできるようになりました。

普通の子に比べたら、本当に些細で小さな一歩かもしれませんが、彼女にとっては大きな困難を乗り越えようとする大事な一歩です。

少しずつでも着実に成長している我が子を見て、目頭が熱くなってしまいました・・・。

親のしつけが悪いと思われるのは構わない

発達障害児の親御さんの中には、「しつけができていない」と思われるのが嫌な方もいらっしゃるかと思いますが、私は別に親がどう思われても構いません。

むしろ、親のしつけが悪いからと思われていたほうが、気が楽です。

それよりも、娘がこの先成長するにつれ、「なんて礼儀のない子だ」と誤解されるのが心配です。あ、いや、誤解ではないですね・・・実際、挨拶できないのだから。

でも、健常者にはわからない「困難」を抱えていることを、理解してもらえる世の中になってもらいたいと思います。

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