エスカレーターに乗れない娘。発達の凸凹はこんなところにも
皆さん、エスカレーターは乗れますか? ほとんどの方は当たり前のように乗れると思います。いつから乗れるようになったのかも忘れてしまうほど、簡単なことなのかもしれません。
小学3年生(もうすぐ4年生)のウチの娘は、まだエスカレーターに乗れません。親と一緒のときは、抱っこするなり階段を使うなりするので、困ることは少ないのですが・・・。
どんな練習をすればいいのか?
娘はエスカレーターに乗るときの、最初の一歩が踏み出せないようです。登り下りともダメで、フラットな動く歩道すら踏み出せないのです。
乗るときは私が抱きかかえてステップに乗せますが、降りるときは問題なくさっと降りられます。
今のところ田舎暮らしなので、エスカレーターに乗れなくても生活に支障はないのですが、このまま一生、乗れないままなのではないか?と不安になってしまいます。
ショッピングセンターなどに行った際は、後ろに人がいれば先に降りていただき、手を繋いで「せーの!」と練習していますが、なかなかうまくいきません。
どんな練習をすればいいのか、ネットで調べてみたところ、意外にも大人になってから、急に乗れなくなったという方が多いのに驚かされました。
子供のころは何も気にせず乗れていたのに、大人になってから、ふとしたきっかけで恐怖心が芽生え、乗れなくなった・・・という事例は少なくないようです。
娘の場合は、まだ自分で一歩すら踏み出していないので、高いところにいる恐怖心というよりも、未知のことに対する恐怖のほうが大きいのかもしれません。
頭では理解できていても、いざ行動に移すとなると、身体をどうやって動かせばいいのかわからなくなってしまうようです。
今まで克服してきたこととこれからの課題
エスカレーターの乗り降りに限らず、一般的にみてちょっと遅いな・・・と感じることは色々ありました。主に身体を使うことが苦手で、一言でいうと「どんくさい」です。
克服できたこと
階段の上り下りも、定型発達の子と比べると、かなり遅いほうでした。
はじめは手すりにつかまり、一段一段上り下りしていました。左足をおろして同じ段に右足を着地・・・の繰り返しでした(笑)
今ではやっと、一段につき片足で一歩一歩降りていくことができるようになりました。
自転車はまだ補助輪が取れていませんが、自分の力で上り坂でもペダルをこいで登っていくことができるようになりました。はじめは私が押していただけだったのですが・・・。
これからの課題
まずはお風呂の浴槽に一人で入れるようになることですね。
「何を言っているの?」と思われるかもしれませんが、実は娘は浴槽のフチをまたぐことができないんです(笑)
古い浴室なので、浴槽が若干深いことも原因なんですが、まだ一人でまたげず、私が抱えて入れるのです。浴槽のフチの高さは、娘の股下よりも低いのですが、なぜかできないんです。
あとは自転車(補助輪なし)ですかね・・・。一番の難関だと感じています。中学校へは自転車通学なので、最悪でも小学校卒業までには乗れるようにならなければいけません。
成功体験を慎重に積み上げていきます。
定型発達の親御さんからすれば、「え?そんなことで悩んでるの?」と思われるような些細なことですが、娘の場合は慎重にならざるを得ないのです。
参考:成功体験の積み重ねも一瞬で崩れ去る。発達障害児の難しさ
遅くてもいつかはできるようになる。今までがそうだったから。そう信じて、遅いながらも着実に積み上げていけたらと思います。
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