発達障害児の日常を紹介 我が家で気を付けていること
現在小学校3年生の私の娘は、高機能広汎性発達障害と診断されています。一人っ子なので、他の健常児の子育てとどう違うのか、あまり意識したことはないのですが、他のお友達や甥っ子、姪っ子と比べてみると、やはりどこか違うのです。
発達障害児に限らず、健常児でさえ、子育ては人それぞれで、なんの参考にもならないかと思いますが、今回は我が家で気を付けていることを紹介します。
朝、決められたルーティン
娘は朝6:30に起床します。自ら起きるのはまれで、ほとんどはママに起こされ、アンパンマンのぬいぐるみと、ミッフィーの毛布を持って居間に来ます。
朝食はチョコチップ入りのスティックパンとバナナと野菜ジュース。 パンを買い忘れたとき以外は、毎朝このメニューです。
パンを食べながらタブレットでゲームやyoutube視聴という行儀の悪さ。
身支度を済ませ、家を出るのは7:28です。 集団登校の集合時間が7:30ですが、早めに行って待っているということをしません。
以前、登校中に一人、待ちぼうけになったことが今でも気になるのか、集合場所にほかの子供たちの姿がないと不安になるようです。
参考:成功体験の積み重ねも一瞬で崩れ去る。発達障害児の難しさ
毎朝の一連の行動は、ある程度決まっていますので、パニックになったりすることは殆どありません。
気を付けていること
最近はそうでもないですが、衣類のタグが気になるらしく、タグを取り除いた服を好んで着ます。 なので、避けている服のタグを取ってあげなければなりません。
食器も小さい頃から使っていた、樹脂のものでないと嫌なようです。「食器なんてどれも同じじゃん!」と説得しても、涙ぐんで固まってしまうので、親が折れました。
朝は、心配事なく学校へ行ってもらうことが第一なので、出来うる限り、毎日同じ流れになるように心掛けています。
学童保育~帰宅してから
我が家は共働きなので、学校が終わってから、妻が迎えに行くまで、学校の敷地内にある施設で保育していただいています。
他の子供たちと遊んだり、工作したりという大切な時間ですが、娘は積極的に関わりを持とうとはせず、宿題をする時間に充てているようです。
それでも、他のお友達から声をかけてもらうと、一緒に遊ぶようで、コミュニケーションが苦手な娘にとって、他の子と触れ合う、大切な時間にもなっています。
帰宅してからは、音読やリコーダーなどの宿題を済ませたあと、ゲームをしたりビデオを観て過ごします。
私が帰宅する頃には、夕食も食べ終え、ゲームをしていることが多いです。
気を付けていること
娘は、ゲームにしろ学習にしろ、集中するとほかの事が手につきません。無理にやめさせると途端に不機嫌になってしまいます。
帰宅してから就寝するまで、やることを順序立てて説明してあげることで、その通りに行動してくれます。
「ご飯の支度が終わるまではゲームしていいよ」「支度が終わったらご飯を食べて、食べ終わったら、お風呂まではいいよ」などなど。
その都度言うのではなく、家に帰ってきたら一通りの順序を前もって提示してあげる必要があるのです。
こうすることによって、驚くほど素直に行動してくれます。
休日の過ごし方
妻の休みが不確定ですが、一家揃ってお休みのときは、事前にお出かけする場所、時間、何をするか、などを決めておく必要があります。
突発的にどこどこへ行こう! ということを嫌います。
予定が急に変わってしまったときは、なかなか気持ちが切り替えられないようで、気持ちを整理する時間が必要になってきます。
不確定なことを嫌うため、友達と遊ぶなんてことはありません。
普通の子供なら、どこか(不確定)に集まって、何をして遊ぶ(不確定)かその場で決めて・・・ということができますが、うちの娘にはなかなか難しいようです。
あとがき
通常では考えられないようなトコロで気を遣わなければならない娘の育児ですが、学校の支援学級での配慮のおかげで、過度な「こだわり」も和らいできたように感じます。
パニックになることも減ってきて、本当に少しずつですが、娘なりに成長しているんだなぁ・・・と感じる、今日この頃です。
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